ちょっとガレージなアニマルズ。
本性が染み出ちゃった荒っぽいサウンドがなかなかなのだ。
オススメ度:★★★★☆
オリジナル・リリース:1966年5月
キーボードがアラン・プライスからデイヴ・ロウベリーに変更、
レーベルもコロンビア/EMIからデッカに変更。
そしてプロデューサーもミッキー・モストからトム・ウイルソンに変更、
・・・とポップな要素の元がことごとく交代し、
結果は元の野獣軍団、アニマルなサウンドが残りました。
一般的に有名な曲が無く、ヒット連発のコロンビア/EMI時代に比べると、
圧倒的に地味だけれど、これがなかなか良い。
まぁアニマルズの最初の1枚というにはオススメしませんが・・・
ジョン・リー・フッカーの[2]をカバーするなんていうのは相変わらずだけど、
アラン・プライスが抜けて、
ギターのヒルトン・ヴァレンタインがサウンドの主導権を握ったのか
これまでよりキーボードは抑え目でギターが前面に出てる曲が多い。
なもんで、それなりにポップな曲もあるけれどちょいとガレージ風味で、
荒っぽいB級タッチなサウンドがなかなかカッコよかったりするのだ。
恐るべしは[6]、タイトルに偽りなしの正にハンド・クラッピング。
おいおい・・・である。
特にレコードだとB面にあたる[7]〜[12]の流れがいいっす。
特にジャッキー・ウイルソンのカヴァー[8]、
誰の曲か知らないけれど[11]などがカッチョいー。
ボーナス・トラックに収録されたシングル曲[13]〜[17]も、
微妙にサイケが入ってて、なかなかいい感じ。
ゴフィン/キング作の[14]なんて、なにげに好きだな。
同じくボーナス・トラックの[18]〜[21]の4曲がまたおもしろい。
コロンビア/EMIでデヴュー前の1963年にデッカに残したデモ音源。
どことなくかわいく聴こえます。
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ANIMALISMS / THE ANIMALS
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[1] One Monkey Don't Stop No Show [2] Maudie [3] Outcast [4] Sweet Little Sixteen [5] You're On My Mind [6] Clapping [7] Gin House Blues [8] Squeeze Her - Tease Her [9] What Am I Living For [10] I Put A Spell On You [11] That's All I Am To You [12] She'll Return It BONUS TRACKS: [13] Inside Looking Out [14] Don't Bring Me Down [15] Cheating [16] Help Me Girl [17] See See Rider [18] I Just Wanna Make Love To You [19] Boom Boom [20] Big Boss Man [21] Pretty Thing [22] Don't Bring Me Down [23] See See Rider [24] Help Me Girl [25] Cheating |
このアルバムの曲のオリジナル・アーティスト!
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I'M JOHN LEE HOOKER / JOHN LEE HOOKER ジョン・リー・フッカーの[2]は、 ヴィー・ジェイからのファースト・アルバムに収録! これをカヴァーするとは渋い。 |