さらば青春の光。。。

こんにちは、BEAT-NET@ジミー！です。

モッズ特集が前号からはじまりました。
今号は定番映画「さらば青春の光」の事をチラリと。

では、では。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さらば青春の光。。。
────────────────────────────────────

◆思い出しました。◆

前号「モッズとは」で以下の(A)、(B)タイプというのがありました。

(A) ファッション・モッズ
(B) 精神的モッズ

▽前号読まれていない方、もう１度読みたい方はコチラ参照
http://blog2.beat-net.info/?eid=377813


これをすごーくわかりやすい形で活動している人を思い出しました。
多分、みなさんの方がよーくご存知の人です。


↓  ↓  ↓


ポール・ウェラー。

(A) ＝ ジャム
(B) ＝ スタイル・カウンシル

という式です。


ジャムというのは、60年代のモッズ・テイストの大衆化した部分を、
そのまんまわかりやすく強調してみせたバンドっす。

ポールは次第に自分なりのクールな姿を見つけ出しましたが、
ジャムのファンは、(A)としての姿を要求しすぎました。

そしてポールがどうあがいたところで、
そのキーワードから大きくはずれる事ができなくなりました。

。。。で、ポール・ウェラーはジャムに限界を感じて解散。

スタイル・カウンシルでは、
モッズというキーワードを表面化させることなく、
スタイリッシュと思える独自の観点で自由に展開していきました。

ポールは成長していく過程で
(A) → (B)
と意識が変化していったんですね。


。。。で、今回のテーマ『さらば青春の光』という映画もまさにこの
(A) → (B)
という意識の変化を描いたものなんですよねぇ。



◆さらば青春の光◆

この映画見ましたよね？
まだの方も近頃はDVDで手軽に見られます。

▽それにしても激安『さらば青春の光』
http://www.beat-net.info/mv/quadrophenia.html

何度見てもいろんな角度から楽しめます。

。。。が、このタイトルだけはそろそろなんとかならないもんでしょうか？


内容の方はモッズであるジミー君の情緒不安定な青春記です。

ジミーはモッズであることに誇りを持ち、
スタイリッシュであることに生きがいを感じている若者の労働者です。

気まぐれなブロンド美人であるステフをモノにしようと、
ジミーは、あれやこれやをしでかします。

しかしモッズであるという枠の限界を感じつつ、
時には矛盾さえも覚え、自分の存在意義に疑問を感じていくのです。

ラストには、モッズの象徴だったヴェスパを崖に落とし、
自らも身投げしたかに見えましたが。。。

。。。オープニング・シーン。。。

ジミーは、モッズの魂だけを受け継いで生まれ変わっているんです。

(コレクターズの加藤ひさし氏が指摘しているように、
ラストがそのままオープニングにつながっているという展開に注目！)


モッズのカッコよさって、
サイドベンツの深さやらミラーの数じゃぁないんですよね。。。

。。。ここから先は、みなさんそれぞれいろんな考えがあり、
生き方があると思いますので。








━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記
────────────────────────────────────

この映画、何度見てもワクワクさせられます。
やっぱ単純にカッコイーっす！
マジ必見ですね。

次号は、「いまさら。。。」をちょいととばして、
ズート・マネーいく予定です。



やったぜ久保！やっぱ日本のFWは久保っすね、久保！！！
それにしても足がなげー！


ではまた！